くれは  3問目。庁舎と住民参加として聞きます。

 庁舎建設が具体化してきました。経済建設部が移転し、昨日商工会館も検察庁に移転する、
 調査も実施されるなど目に見えてきました。そこでお聞きします。

 2月のコンペ提案の項目の一つに挙げられていた住民参加に関わって聞きます。

 1 今年1月広報での意見募集が目的はなんだったのですか?

 2 5月18日に締め切られた庁舎ワークショップについて。5月25日、6月22日、7月20日の
   3回開催するとのことですが、参加者以外の方が参加できる別の仕組みはないのですか?
   私も委員に落選した一人です、落選者11人を含め今後参加できる場を設けるべき。

 3 設計業務の契約に関わって、契約金1億円は、町の定める算定方式で計算されたのですか?
   また今後監理料はどこにどのくらいを考えているのですか?



町長直轄組織理事
   庁舎建設は、まちづくりを進めていく上においても大きな柱の一つです。

  また、庁舎は、町の顔として町民の皆様に広く親しまれる建物であると認識しています。
  さて、先般広報きづ1月号において、広く皆様方から募集した庁舎建設についての意見、
  要望ですが、今後新庁舎建設の基本・実施設計を行う中で、広く皆様に親しまれ、
  住民の意見が反映された庁舎となるよう参考にするため実施したものです。
  募集期間は、1月10日〜31日。22日間で4人の方からの意見がありました。

  次に、18年4月に庁舎建設に伴うワークショップ、これは意見交換会ですが、
  これの参加者募集をしました。町内各種団体から推薦を受けた各代表1名と、
  住民からの募集による20名で5月〜7月にかけ月1回、計3回開催しています。
  第1回ワークショップでは、5月25日7時半より開催済みです。

  以上の方法により住民の皆様からのご意見をいだだき、庁舎建設というハード面で
  役立てるよう努力するつもりです。また、別に庁舎完成後のソフト面での参加ができる
  工夫を考えたい。住民参加はこれで終わりではなく、今後もいろんな面で参加できる
  機会を設けることが望ましいと考えています。

  設計業務委託料は、国土交通省の標準業務日数に技術者1名の人件費単価を
  掛けた金額を比較基準としました。通常の建設設計費は、工事費の3%〜5%が標準で、
  今回の工事費は30億円と考えていますので、9千万から1億5千万であり、
  決して高い委託料ではないと理解しています。

  設計監理については、設計業者に監理させるのが望ましく、有利と考える。
  監理料の金額についても、国土交通省標準業務人数の基準で算定して検討
  しているので、よろしくお願いします。


くれは
 私は、この場所での建設についても疑問を感じながら、また合併問題の協議と
 並行して協議されてきた庁舎建設には、不確定要素が多いとして異議をとなえてきました。

  1月の意見を聞かせていただきましたが、わずか4件の意見しかなかったですね。

  この時期を思い出してください。合併も決まっていない。
 かたや住民の直接請求運動のうねりも大きくなっている状況の意見聴取が
 住民の理解を得られていたのかどうか、それが4件しかなかった意見の中に表れれています。

 内、2件はこの場所での建設に反対の意見であり、寄せられた半数が反対です。
 それをどう組み入れるのですか。
 組み入れられなかったですよね。意見を聞くことが住民参加だというような参加の
 考え方は間違っているのではと思います。

 庁舎建設について、住民への広報をしました。あの時点で木津町の庁舎です
 というお墨付きの意味に取れて仕方ないです。
 私自身、1月の広報を見すごしていましたので今回の質問の聞き取りで初めて
 聴取されていたことを知り不覚ですが、住民の方へここが建設場所ですと問わないまま
 進めていく。まさしく、合併と同じ進め方ですね。住民参加に程遠い進め方です。

 はじめにここの場所ありき、はじめにこの規模ありきで行政が決めた所に、
 住民の意見を聞く、住民の意見を聞いたというお墨付きを与えるだけでは、
 真の住民参加にはならないとまず指摘しておきます。

 群馬県太田市では、一般公募(90人)による「新庁舎建設まちづくり委員会」を設置され、
 市民が利用しやすい市民サービスや窓口のあり方について などの議論がされ、
 市民のための庁舎を実現されています。向いているのは住民側ということを
 徹底していただきたいと思います。

 一部の選ばれた人や団体推薦の方に限るのではなく、子ども、高齢者、外国の方も
 含めて。限られた人の意見を聞いて住民参加としないで頂きたい。


 先日の庁舎建設特別委員会では、7月末に閉会中の委員会を開催し、議場の形態などの
 意見を聞かせてほしいといわれていました。議員には議場の形態を聞く、議員側ではない
 住民から見た傍聴のあり方も含め議場のことは聞かれないのですか。
 限られた人に窓口を狭めて意見を聞くというやり方は改善していただきたい。

 8月に説明会が予定されているようですが、説明の場に留まらず多様な意見を聞き入れ、
 改善できるものがあれば取り入れられるよう要求します。

 金額については、国交省の基準により算定されたと言われていますが、
 宮島邦枝議員が木津町の算定基準を請求したところ、文書不存在と聞きました。
 目に見える形で1億円の根拠を呈示していただきたいと思います。35億円の大きな事業です。
 本当に住民に納得のいく方法で選定されていくことを望みます。

 単純に比較できないとは思いますが。
 町営住宅や木津南地区保育園、州見台小学校と単純比較してみても、
 その工事費に対して設計料の、割合が高いのではと気になります。
 工事費が高くなれば安くなるのか、形態によって金額が変わっていくのか、
 素人ですのでわかりませんが、これまでの建設と比較して高いと思いますが
 いかがでしょうか。


町長直轄組織理事

 庁舎建設の設計料が、小学校や公共物の建物と比較して若干高いのではという
 質問から答えます。庁舎というのは、技術料を含めてプロポーザルで提案されたもので
 、けっして高くないと思います。
 議会棟の話もありましたが、今後、皆様の意見が反映されるような場所は設けていきたいと
 思います。おもにソフト面ですが。


助役
 庁舎担当が立ち上がるまで担当していたので、少し説明します。
 単に公共物といっても目的、建設方法があり、町営住宅や学校は目的が大体
 定まっており、複合した難しいものではないです。

 そのため、設計についても競争入札で設計者を決める関係上、
 比較的安価な金額になるということは、必然的に出てくると思います。
 あえて庁舎の建設については、限られた予算の中で、効果的なもの、
 多様な用途に対応できるものをより優れた技術提案を持った方にお願いしたいと、
 技術提案が優秀でないと立派な建てものは建てられない、この観点より設計に
 あたっていただく人選も含め、いろんな提案をしていただいた。

 その中で建設の専門家を含め、優秀とされた方を選定しました。これらの経過のもとに
 決めたもので、設計価格はこの中に入っていません。入ってないからといって高いもの
 は払えないので、世間なみの3〜5%以内で、協議させていただき約3%、この辺が妥当な
 金額ということで決定しました。


くれは 
 助役の答弁は想定していませんでしたので。時間がないので、答弁は結構ですが、
 気になるのは、今回の補正予算 にも出ています商工会の移転補償料、庁舎建設に伴って
 計上されている18年度から20年度まで1億2千万ほど。 これは商工会がたちのいて、
 建設してということに費用が使われる補償料と聞きました。

 が実際30年余り、賃貸契約も結ばないで商工会は木津町の土地を無料で使われていたと
 いう事実があるわけですね。そこら辺、きちんと精査して今後の対応を望みます。
 4問目行きます。

 〜助役 手を上げる。〜
 「議会の一般質問は議員が主導権を持っていますので、答弁結構です」と私が発言。
 (2度、3度続く)